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ピアノ調律センター・エムパレス 新ブログ
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試写会にはピアニストのエマールも登場しました。調律師数名が招待されたのですが、映画中の調律師とのやりとりに「私もこんな事が良くある」と同感したり、調律師のマニアックぶりに思わず笑ってしまいました。
主人公のシュテファンは、スタインウェイ社の技術主任を務めるドイツ人調律師。ピエール=ロラン・エマールや、ラン・ラン、ブレンデル等、有名ピアニストの調律を担当しています。
エマールは試し弾きのたびに「質問がある」と繰り返す、完璧主義者のピアニスト。その無理難題を丹念にクリアする調律師、シュテファン。その二人がバッハの「フーガの技法」の録音を行うまでの1年を追う異色のドキュメンタリー。
ランランや、エマールとのコンサートの舞台裏や貴重なリハーサル風景も見所。私も、街中で聞こえてくるピアノの音が異常に気になるタイプなのですが、シュテファンも同じようなタイプだと知り、安心しました。調律師もピアニストも同じピアノマニアですから、調律師の役割や仕事ぶりを皆さんに知ってもらえたら、ピアノの事がもっと好きになってもらえるのではないかと思います。特に、ピアノの先生は必見の映画です。
映画のは1月21日 シネマート新宿で公開。他、大阪、愛知でも公開。
http://www.piano-mania.com/
研修期間は1週間。全国から6名の調律師が参加しました。
研修の内容は、調整について95%、調律はたったの5%くらいです。調律師は調律(音合わせ)だけしているイメージがあると思いますが、それは仕事内容のほんの一部で、タッチや音色を作る作業も重要な仕事です。
このコンサートチューナー対象の研修では、スタインウェイ独自の構造、スタインウェイピアノの取り扱い方、特殊工具の使い方を学びました。研修では、”如何にして心地良いタッチを作り、揃えるか”がメインテーマでした。
この研修で学んだことは、スタインウェイに限らず、どのメーカーのピアノにも生かせる事でしたので、私のお客さんのピアノにも生かしていきたいと思います。
大変綺麗なグランドピアノが入荷しました。こんなに綺麗な中古ピアノを見たのは初めてです。
新品の状態のまま、使われた形跡が無いピアノでした。調律すらされていない状態でしたので、楽器として弾かれていたというよりも、飾り物として置かれていたのでしょうか?新品のピアノ同様、弾き込みが足りなくて寝ぼけた音なので、調律を数回繰り返しながら弾き込みを行い、馴染ませたいと思います。
それにしても、何故これほど良い状態のピアノを手放す方がいるのか、不思議で仕方がありません。
ピアノは、ヤマハC3AE。
カワイのK-70MEという中古ピアノですが、イタリアのチレサ社製の響板が使われている希少なピアノです。チレーサ響板は、イタリアのフィーメ渓谷産のスプルース材を利用しており、バイオリンの名器ストラディバリにも同地の木材が使われています。また、ショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールでも話題になった超高級ピアノ”ファチオリ”も同地の響板を利用しています。
響板は、弦の振動を響かせるスピーカーの役割がある大変重要な部分ですから、響板の良し悪しで音質が決まります。響板はハンマーと違って、後から調整したり交換することが出来ないので、なるべく響板の材質が良いピアノを選びたいものです。
お客様は、チレーサ響板の評判をご存じだったので、このピアノを遠方より試弾しにいらしたという訳です。感想を伺うと、「新品の音色は響きが固すぎたけど、このピアノは透明感のある音色が素晴らしい!」と気に入っていただけました。
このピアノは、音色やタッチの感触を確かめながら、一音一音丁寧に仕上げました。この音色を新品のピアノで作ろうと思えば、出来なくはないのですが、ピアノが安定するまで1年程お客様に弾きこんでいただいた後、ピアノを一旦、工房に引き取って調整を行わなくてはならないので現実的ではありません。また、新品のピアノを工房で1年程シーズニングしてから調整すれば入念な調整が可能ですが、ハンマーに硬化剤や軟化剤、針を刺したり、整形したりと、様々な作業を行うので、新品として販売出来なくなってしまいますし、コストが掛かりすぎます。そうなると、良質な中古ピアノを仕入れ、コンサートグランドピアノと同等の入念な調整を施すという手法が理想なのです。もはや、生産性よりも、自己満足や趣味の世界。こうして丁寧に仕上げたピアノは、一音一音、私の想いを込める事ができるので、やり甲斐があります。
「こんなに丁寧にやっていると、ピアノを手放したくなくなるでしょう?」とよく言われますが、いつも、まだ見ぬオーナーさんや、その家族が幸せになることを思い描いて作業をしていますので、手放すのも寂しいけれど、喜んで貰う事が何よりの報酬です。
後日、納品後の調律に行ってきました。お茶に、お食事、お土産まで頂きました。音の趣味だけでなく、食事の趣味も同じだったのが嬉しかったです。私はピアノの事ばかり考えていたので、何の土産も持参せず訪問してしまいましたが、オーナーさん一家の歓迎ぶりを見ていると、一家のピアノ記念日に立ち会えたのは本当に幸せな一時でした。
インシュレーターとは、ピアノのキャスターの下に敷く受け皿のことです。
よく見かけるインシュレーターはプラスチック製の物ですが、耐震・防音効果は全くありません。
一方、耐震・防音に効果があるゴム製のインシュレーターは、プラスチック製のものと比べると厚みがあり、キャスターを受ける部分にも深さがあります。厚みのあるゴムの部分でピアノのキャスターから伝わる音(振動)を吸収し、床に伝わる音をインシュレーターが吸収してくれます。特にマンションでは周囲に音が伝わるのを抑える効果が得られます。

【インシュレーターのチェックポイント】
・防音と耐震性に優れたインシュレーターを取り付ける
・受け皿に深みがある物が良い(深さが無いと、脱輪してしまう。)
・インシュレーターは、ゴムに鉄板が内蔵されている物が良い
(鉄板が内蔵されていないと、ゴムの弾力でピアノが弾んでしまう。また、ゴムが圧縮・変形しやすい。)
このインシュレーターの取付は、ピアノを専用のジャッキで持ち上げ、正しい位置に装着する必要があります。当調律所では、ピアノ専用のジャッキを所有していますので、一人で取り付けることが出来ます。なお、一般の方がピアノを持ち上げるのは大変危険なのでお止めください。車用のジャッキで持ち上げることも出来ません。 ピアノのお手入れは何かされていますか?ピアノはこれだけ普及している楽器なのに、正しいお手入れ方法が知られておらず、誤った方法でピアノが駄目になってしまう事例が後を絶たないのです。これは、ピアノの販売元であるメーカーが長年、売りっぱなしでアフターサービスを疎かにした結果と言わざるを得ません。楽器店系列のピアノ教室にお勤めのピアノの先生でさえ全く知りませんから、一般の方に知識が浸透する訳がありません。
私は、何時でも必要な情報が得られるようなサイトを作り、お客様の役にたちたいと長年考えていました。良いピアノに育てるには、調律師がが正しいメンテナンスを施すのは当然ですが、それだけでは足りません。日々ピアノを管理する、お客様にも正しい知識が無ければ、ピアノが駄目になってしまうのです。
私が調律にお伺いした全てのピアノが美しい音を奏で続けて欲しいという願いを込めて、ピアノお手入れの解説動画(YouTube)を制作しました。
YouTubeのエムパレスチャンネル
http://www.youtube.com/user/ptmpiano
今後も随時更新しますので、時折ご覧いただければ幸いです。
震災発生時、私は箱根の美術館に居ました。揺れが収まってから車で下山していたところ目の前で落石が発生しました。この時、対向車に道を譲る為に停車していなかったら、間違いなく石が直撃していたと思います。非常に怖い思いをしましたが、車も私も無事でした。
当調律所に入荷されたばかりのピアノにはインシュレーターを取り付けていなかったので、ピアノが無事か心配でした。帰宅後すぐにインシュレーターを取付けました。実家のピアノには防音用インシュレーターが取り付けてありましたが、耐震性能が不十分な物だったので交換しました。
先日の震災発生時に都内でも、体育館のピアノがスーッと滑ってきた学校があったそうです。インシュレーター(簡易なプラスチック製)が取り付けてあったそうですが、それは何の役にも立ちません。
自分が怖い目に遭うと実感しますが、安心の為にも耐震用インシュレーターを設置することをお薦めします。
特殊なゴムで作った新しいタイプのピアノキャスター受けで、従来のものでは得られなかった、防音、防振対策のために販売しているものです。

女性誌「saita(咲いた)」にて「地震に備える暮らし方、これが安全!」にピアノシュレーターが紹介されました。地震対策にも是非ご利用ください。


<ピアノシュレーターの特徴>
●特殊構造により、ピアノのキャスター受けが深いため、地震発生時にピアノキャスター(車)の脱輪を防ぎ、ピアノの暴走を防止します。(耐震性試験済)
●横滑りを防止するため、底を凹凸にカットしてあり、防震及び防音効果も抜群です。
●特殊合成ゴムで出来ている為、合成樹脂とは違いスマートで弾力性があるのでピアノには最適です。フローリング床へのキズと変色防止に効果的です。
●外国産の類似模造品にご注意ください。
<特許証及び実用新案登録証を取得>
ピアノシュレーターは特許商品です。
定価18,900円(1セット4個組)(税込)
取付手数料8,400円(税込)
→調律依頼時にお取付する場合は、割引します。お問合せください。
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