2010年09月02日
ピアノの虫食い(ブッシングクロス)
ピアノの弦をたたくハンマー・フェルト、鍵盤の支点を支えるパンチングクロス(写真:奥)、鍵盤のガタツキや動作時の雑音を防止する鍵盤のブッシング・クロス(写真:手前)、等々…。ピアノには、多くのフェルトが使われています。
フェルトは羊毛で出来ているので、当然?虫食いが発生します。 写真の赤色の部分がクロスですが、形が崩れているのが判りますでしょうか? 白色になってしまっている部分が虫食いの被害にあっている部分です。
都市部のお宅では、ここまで食われることはありませんが、田畑や公園、森林の近くにお住まいの方は要注意です。 衣類の虫害にあうお宅になると、パンチングクロスが跡形なく食われてしまう場合もあります。
対策は、ピアノ内部にピアノ用防虫剤を入れることです。 心配な方は、ご相談ください。
ちなみに、なぜだか分かりませんが、頻繁に弾かれているピアノは虫食いの被害が少ないような気がします。 虫がピアノの音を嫌っている?のかもしれませんが、おそらく空気の淀んでいる所に虫が発生するのだと思います。 皆さんの周りで、閉めっぱなしで、使われなくなった応接間に置かれている可哀想なピアノがありませんか? 放っておくと大変な事になりますよ!
2010年08月25日
ピアノの調整(鍵盤ならし)
「鍵盤ならし」は、鍵盤の水平並びを整える作業です。
鍵盤は水平に並んでいるように見えますが、定規を当てて見ると歪んでいます。


そこで、パンチング(薄紙)をキーピン(鍵盤の支点)に敷いて鍵盤の水平並びを整えます。
パンチングは数種類が用意されていて、薄いものになると僅か0.04ミリ。新聞紙よりも薄い紙を用いて調整するという、難易度の高い技術が要求されます。
鍵盤ならしの歪みは、「アマチュアには分らないよ。」と言われそうですが、実は普通のお子さんが歪んでいるのを見つけることが多いです。 なぜならば、小さなお子さんだと、目の前に鍵盤があるので、歪んでいることに気づくことがあります。 大人の背の高さだと、気がつき難いですよね。
ですから、鍵盤ならし作業は、お子さんの視点になって?作業します。 しゃがんで、立ってを繰り返す”スクワット”を繰り返す姿勢が続くので、ダイエットには最適?です。

2010年08月22日
夢を奏でるコンサート(第8回) プログラム決定
ピアノ、声楽、クラリネット、ヴァイオリンと、盛りだくさんの内容です。 前半はお子様のピアノ演奏。後半は大人の方による合同コンサートです。
【日時】2010年9月23日(木・祝)
開場 12:15
第一部開演 12:30
第二部開演 1:20(前後)
第三部開演 3:00(前後)
終演 4:30
※ 第二部、第三部の開演時刻は、15分程度前後しますので、ゆとりを持ってご来場ください。
【会場】
川口総合文化センター(川口リリア・音楽ホール) (埼玉県川口市川口3-1-1)
【交通】JR京浜東北線、「川口駅」西口正面、徒歩1分。専用駐車場あり。
【入場】入場無料(入退場自由)
プログラムは、こちらをご覧ください。http://mok.piano-tuning.jp/
2010年08月13日
さいたま市で昼食を…。


なんて素敵な道でしょう?軽井沢みたいに素敵な林道ですね。
ここは、地元さいたま市、大宮の某ホールへ調律に行った際、ブレイクした喫茶店です。
ステージの照明は強烈なので、すぐに調律が狂います。 それに、公立施設系のホールは、こまめに調律をしていない事が多く、特に注意が必要…。 頑丈そうに見えても、ピアノはデリケートな楽器なんです。 だから、コンサート調律はリハーサル前と本番直前、つまり午前・午後の2回、調律を行うことが多く、空き時間が発生する訳です。 ブレイク中に「午後からは、こんな風に調律すると、もっと音が良くなりそうだ。」とか、作戦を練って午後の調律に備えます。
また、コンサートチューナー(コンサートの調律を行う調律師)が一番気を使うことは、与えられた時間内に、正確に素早く調律することです。
調律作業は、じっくりと取り組んでいるように思われがちですが、ピアノは音数が多いし、複雑なメカニックをしていますから、素早い判断力が必要で、手際の良さが腕の見せ所にもなってきます。 時間内で、どれだけ理想の音に仕上げられるか、真剣勝負が続く仕事です。
2010年07月28日
2010年07月25日
2010年07月21日
中古ピアノ整備(ブッシング張替)
昨日、お話した鍵盤の支点になっている「キーピン」(金属)と鍵盤(木材:スプルース = 松材)の接触部分には、ブッシング(フェルト)が貼られています。 ブッシングが消耗していたり貼り方が悪いと、鍵盤が左右にぶれてタッチが悪くなったり、「カタカタ」と雑音が発生します。 また、接触部分が湿気を吸収して膨張すると、鍵盤の動きが極度に悪くなります。
今回のピアノのブッシングは、殆ど消耗していませんでしたが、より良質なブッシングに張替え、最高のタッチ感になりました。
写真(上):古いブッシングを剥がす。 新しいブッシングに張替。
写真(下):張替後のブッシング。 ブッシングの張り具合を確認し、88鍵すべての鍵盤動作を調整。


2010年07月20日
中古ピアノ整備(キーピン磨き)
キーピンを研磨すると、なだらかな感触のタッチが得られます。 当店では、さらに滑らかにする為にキーピンにテフロン・パウダー(テフロン加工のフライパンで有名な潤滑剤)を塗布します。 CRCとか、粘度が高くてベタベタする油を使うと、一時的に良好になったとしても、時の経過とともに酸化したり、ベトついたりして余計に具合が悪くなるので粘度の高い油は利用しません。
2010年07月05日
待望の中古ピアノ入荷しました

中古ピアノ業界では今、現状が様変わりしていまして、多くの中古ピアノが中国や韓国、インドネシア等の海外に流れています。 私は、海外から買い付けに来た業者と居合わせたことがあるのですが、彼らは100台200台の単位で買い付けに来た挙句、「まだ足りない、もっと無いのか?」と催促しているのです。 これでは、数台しか買わない日本の楽器店では歯が立ちません。 「日本人に売るよりも外国に輸出した方が利益になる」から日本人には売らないよ、という業者が大半のなか、やっとの思いで協力業者より良質なピアノを仕入れることに成功しました。
2010年06月12日
こんなにりっぱに・・・
ゴールデンウィーク頃から育てていたキュウリを収穫しました。
自分が育てたものが実になるということは、とても嬉しいことです。
土袋にそのまま苗を植えると、畑がなくても野菜つくりを楽しむことが出来ます。
ここ数日さいたま市は暑く、日差しが強い日が続いていました。
朝水をあげたときは「収穫はまだ先かな・・・」と思うくらい、実は小さなものだったのですが、仕事から帰ってきた夕方には、あっという間に大きくなっていました。
好奇心が勝ち、さっそく収穫。
蔓から切り離すと、さっそくキュウリ特有の青臭さを感じました。もぎたてのキュウリ
って、こんなにもトゲが立っているのですね。
収穫したキュウリは、次の日の食卓を飾ってくれました。
青臭くて色の濃いキュウリは、自分が育てたということもあり格別でした。





